相手の目で見て、相手の耳できいて、相手の心で感じる
さて、今日は問題形式でいきましょう。
写真の男の子は何をみてるでしょうか?
雨の降る窓の外、普通なら
「雨を見ている」
と答えるかもしれませんね。でも木の枝から流れる雨だれかもしれないし、外に人がいるかもしれない。
では、男の子の耳には何が聞こえているのでしょうか?雨の音?部屋に流れる音楽かもしれない。
心はどうでしょう?
雨がずいぶん降ってるなあ
早く外で遊びたいなあ
お兄ちゃん、まだ帰ってこないなあ
どれも、この写真一枚では想像するしかないことであり、真実はわかりません。
では、この子があなたの子で、宿題をまだ終えてないとしたら、何と声をかけるのですか?
「ボーっとしてないで、早く宿題やっちゃいなさいよ!」
と、怒鳴るのですか?
彼の頭の中にも「あー、そろそろ宿題やろうかな…」があるかもしれません。今日友達とケンカしちゃって、それどころではないかもしれません。
一枚の写真から想像したように、
子どもの目でみて
子どもの耳できいて
子どもの心で感じて
みてほしいのです。
わからないならきいてみる
「何見てるの?何がみえるの?」
「元気なさそうだけど、何かあった?」
子どもが、今、何に関心を寄せているのか?
見えてくると、ああ、そうだったんだ。
と、共感することができるんです。
あなたの目に映る子どもの行動は、あなただけの視点でしかないんですよ。それって全部正解なんですか?
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